昨日の、ザ・サイレンスとアシッド・マザーズ・テンプルのライブで、AMTの河端一さんが「ラウドネスです(サイレンスの反対で)」と冗談で言っていたが、今回はそのラウドネス。
僕は小学校から高校まで兵庫県で育ったが、当時うちの中学・高校ではヘヴィ・メタルが凄い人気で、友達がやっているバンドもラウドネス、アースシェイカー、44マグナムなどのコピーバンドばかりであった。
しかし、当時パンク一辺倒であった僕は、ヘヴィ・メタルをすごく嫌っていて、音楽好きということで仲良くはしていてが、心の中ではバカにしていた(ホントにすみません。笑)
基本的にギターがギュインギュインいっている爆音は大好きだった僕が、なぜヘヴィ・メタルは嫌いだったというと、その理由は・・・
1.見た目、ファッション
2.テクニック志向
3.様式美など、スタイルが保守的
4.高音のシャウト
しかし、あれから30年以上経ち、当時そのバンド友達から無理矢理聞かされたラウドネスのアルバムをもう一度聴いてみると、ものすごくカッコいいではないか。いかに偏見に満ちていたのか、と今更思った46歳。
ちなみに、当時、メタルとパンクは犬猿の仲と、よく雑誌などでは言われていたが、本当だったのだろうか。興味深い映像がある。
NHKの「ソリトン」という番組で、メタルとパンクを激論させるという内容なのだが、途中で、リップクリームのMINORUさんが「こうやってジャンルを分けて対決させようという趣旨自体がおかしい」というような発言してから、一気に会場に集まったパンクスやメタルたちの不満が爆発し、面白い展開になるのだ。
パンク、メタルと大きく2つに分けられないほどバンドごとに細かく違うし、後のスラッシュ・メタル、グラインドコア、メタルコア、グランジなどの例を出すまでもなく、区分けが曖昧な部分もあり、お互い影響され合っている。仲が悪いなんてのはメディアが勝手に煽ったもので、それに自分がいかに影響されていたのかと思うと恥ずかしい。
という訳で、当時の友達よゴメン。
英語ヴァージョンの方がカッコいい。