初めてジャックス及び早川義夫の名前を知ったのは、遠藤みちろうのカセットブック「ベトナム伝説」で「割れた鏡の中から」のカバーを聞いた時。高校1年(1984年)だった。
今でこそ、今更紹介するまでもないほど、日本のロック大名盤とされている、このアルバムだが、当時、ジャックスのレコードはすべて廃盤でかなりのプレミアが付いており、全く入手出来なかったものだ。
ところが1985年に突如、「Legend」というベスト盤が発売された。ジャックス再評価と雑誌で取り上げられ、NHK‐FM「渋谷陽一のサウンド・ストリート」で特集されたのもよく覚えている。そのラジオを録音したカセット・テープは未だに持っているのだが、何とYou Tubeにも音源があり、驚いた!↓
ジャックス解散後に早川義夫が著した「ぼくは本屋のおやじさん」を読んだのは大学に入ってからだろうか。
レイモンド・マンゴーの著書から取った「就職しないで生きるには」という、この晶文社のシリーズに、僕は随分と影響され、29歳で脱サラして世界を旅し、35歳頃から「就職しないで生きる」ことを本当に実践し始めたのだ・・・
今風に言うとイタい人だったのかもしれないが(笑)、その話は長くなるのでまた別の機会に。
↓ ジャックス / 腹貸し女(若松孝二傑作選3) (1968)